マイクロソフトは、今年の4月11日にリリース予定のWindows 10 Creators Updateで収集される診断データに関する詳細を公表しました。

「初めて、我々は、基本診断モードで収集される診断データの完全なリストを公開します。我々はまた、基本診断モードと完全診断モードの両方で収集したユーザーに関するデータの詳細情報を提供します」とマイクロソフト社の副社長、テリー・マイヤーソン氏がブログに書いています。

公表されたリストは、非常に広範で、各種の情報が含まれており、名前、OS名やバージョン情報、ユーザID、XboxのID、デバイスやブラウザ、インストールされているアプリケーション、パスワード、更新情報、コンテンツの使用状況(ムービー、写真に関するさまざまなデータなど)、ライセンスや購入日などの様々な情報が含まれています。

マイヤーソン氏によると、Creators Update利用ユーザーは、基本診断モードと完全診断モードを切り替えることができこと、また、基本モードで収集される情報量は、半減したことを強調しました。

同社が表明しているように、基本モードでは、エラーや脆弱性を修正するために必要な情報を収集しています。一方、完全モードでは、Microsoftが、OSのパフォーマンスの改善に役立つ情報が収集されます。

過去一年半にわたり、同社は、ユーザーだけでなく、各種団体から繰り返し批判されてきました。今年2月には、欧州の機密情報保護を監督する「第29条のワーキンググループ」は、Windows 10のプライバシー設定の安全性に懸念を表明し、個人データの処理の過程とそれらが使用される目的を質問するために、マイクロソフトを訪問しました。

記事提供元: http://www.securitylab.ru

翻訳: Kazunori Yoshida 

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